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「第一回目」という言い方。
マイミクさんの過去日記を見ていたらちょっと気になる内容があったので言及してみようと思う。

 表題の「第一回目」という表現は「第」も「目」も回数を数える単位で、それが重複しているから間違いだというものだったのだけど、これは僕も大学のときに気になって、国語学の先生のところに聞きに行ったことがある。

 その国語学者の先生の見解は「間違いとは言えない」ということだった。はっきりした理由は覚えていないのだけど(笑)、簡単に言うと、「一回」の「回」も順序とか回数を表しているのに、その理屈だと、「一回目」も「第一回」もだめってことになる、というものだったと思う。

 「第一回」と「一回目」は同じような意味で交換が可能だけど、

例1)○世界第一の都市 / ○私の第六感

 のように、「目」と交換不可能な言葉がある。逆の場合もそうで、

例2)○今年で十年目です ○私の順番は3番目です

 のように「第」と交換不可能な言葉がある。ということは、「第」と「目」には用法に重なる部分はあっても、まったく同じではないということで、異なる用法があるのなら、重ねて使う必要がある場合もあるということだ。例として

例3)×頭痛が痛い

 などをあげていたが、これらと同列に語ることはできないというわけだ。ただ、これも詳しく話せば、語彙の選択の問題というより統語的な問題で、「頭痛がする」と「頭が痛い」がまったく同じ意味だという意味ではない。

 僕自身は「第一回目」という言葉は使わないが、それを見かけても「これ、間違っているな」とは思わなくなった。これは私見だけど「第」には回数の「権威付け」のような機能があるように思える。  
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by koreauniv | 2009-05-11 14:38 | 日記
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