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引越しに関連して。
 韓国の賃貸住宅システムは何故だろうと思うくらい日本と違う。どのような歴史的な経緯があって、こういう違いになったのか、誰に聞いても今のところわからない。

 先に高額の保証金を預けて、月々の家賃は払わずに、出て行くときにまたその保証金を全額受け取れるというシステムは、日本ではやろうとおもってもできないだろう。しかし韓国は今でも定期なら8%程度の利子がつくため、500万円くらい預けておけば、年に40万円程度の利子が発生する。すると、月に3万3千円程度になるから、このくらいならこのシステムをなんとか維持していけるのだろう。


 また、日本では部屋を借りるとき不動産屋を通して大家と契約を結ぶが、これは基本的には韓国も同じ。だけど韓国は家を出て行く人も仲介手数料を払わなければならない。つまり、引越しをするためには、新しい住居を得るための手数料と、今住んでいる家を次の人に引き渡すための手数料がいる。手数料は、物件価格の0.005%となっているようだ。つまり、500万円の物件なら、2万5千円程度となる。これを入居者と転居者がそれぞれ払うから、不動産会社の収入は5万円。日本とだいたい同じか。


 日本と違って、不動産会社に間取り図というのがなく、「部屋2」とか「部屋3」とかその程度の情報しかないので、実際に見に行くしかない。日本だと、まだ人が住んでいる場合は、家の中を見ることはほとんどできないが、韓国の場合は、絶対に見る。住人が留守なら、大家が勝手に部屋の鍵をあけて見せる。プライバシーとか防犯とか関係ない。ドアの鍵を自前で交換すると、合鍵をよこせと大家が要求してくる。しかしこれは法的には渡す必要はないらしく僕は渡さなかった。

 
 また、内装工事も自前でやらなければならない。壁紙をはったり、床を張り替えたり。韓国の家は極端に言うと、コンクリートの箱があるだけで、そのコンクリートの壁に紙を貼ったり、床にシート(?)を貼ったりしなければならないのだ。大家がいい人だと、大家がしてくれる場合があるが、ほとんどは入居者がする。日本人の感覚だと、壁紙とか床とか、一度貼ればずっと使えるような気がするのだけど、韓国の場合、ほぼ引越しごとに行われる。だいたい、全てのものの耐久年数が低く設定されているのか、台所のシンクなども数年後とに交換したりする。だから韓国は家具屋がけっこうもうかる。
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by koreauniv | 2009-01-08 15:06 | 日本と韓国
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