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疲れた。
 やっと家が決まった。

 土曜日の午前に嫁と義母と一緒に水原のほうに行って家を見て回ったのだが、やはりいろいろ大変だった。

 僕は既にどこのアパートにするかは決めていて、そのアパートの中のどの物件にするか決めるつもりだった。しかし義母は新築物件は体によくないだとか、2年ぐらい経った部屋のほうが住みやすいだとか言って、どうしても別の物件も見ると言ってきかない。それで仕方なく別の物件も見たのだが、それが命取りとなってしまった。

 午前中に余計なことをしたせいで、何度もあと5分というところで希望物件を逃してしまった。金額的には同じような条件で、見るのは窓から見える景色ぐらいなのだが、嫁が景色にこだわったのもいい物権を逃す原因となった。

 僕は引越しの期日まであと二週間しかないのに、現在人が入っている物件は難しい。だから新築一本に絞って探すべきだと主張したのだが、人が住んでいるのを見るのも見聞を広めるとか社会経験だとか言って、結局ごり押しされた。それで二時間近くロスして、いい物件を二つくらい逃してしまった。

 かと言って「自分が余計なことを言ってしまった」という反省は一切しない。それが不思議でしょうがない。過ぎたことをいつまでもくどくど言っているのに、自分のことは顧みない。歴史問題などでもよく指摘されることだが、やはり個人の思考もそれに近いのだろう。

 だが、それでもなんとか次の引越し先が決まった。最高の部屋は逃してしまったけど、それでも自分のようなものが住むのは不相応なくらい立派な部屋だ。韓国に来て12年、初めて年相応の部屋に住むことができる。
# by koreauniv | 2009-01-12 01:31 | 日記
本音と建前。
 週末に半分義務で嫁の実家に行くことがある。犬の世話をしたり、嫁の家族と飯を食ったりするためだ。ある時、義母が「これからデートするのか」と訊くので、「そのつもりだ」と答えた。すると飯を食い終わって、出かけようとすると義母が「どこへ行こうか」というようなことを言い出した。一緒にどこかに行きたいのなら、そう言えばいいのに…。それ以前に、自分の娘である嫁はともかく、僕なんかとどこかへ行ってもおもしろくないとおもうのだが。

 義母が特別に嫌いというわけではなく、僕は基本的に人に会うのが嫌いなわけで、嫁は「オッパと親しくなりたいんだよ」とか言うけど、それはおそらくありえない話だ。親しい人はほぼ最初から親しいし、僕はその人の第一印象を変えることがほとんどないからだ。

 実は明日も嫁と出かけるのだが、義母がついてくることになり、「ついてくるのが嫌そうに見える」と言われた。見えるもなにも、嫌なのだが、こういうことを言う人は根本的に卑怯だと思う。そこで「はい、嫌です」なんて言う人はいないわけで、当然「いいえ、嫌じゃないですよ」と答えることを予想して質問しているはずだ。付き合い始めのカップルが「もう、わたしのこと嫌いになったんでしょ」とか言ってお互いの愛情を確かめ合うのに似ている。やれやれ。

 韓国人のコミュニケーションにはけっこうこのような例があって、例えば食堂で食した後、レジで支払いをするときに、レジの係りの人が「美味しく召し上がりましたか?」と明るく訊いてくる。ここで、「いいえ、美味しくなかったです」と言える人がどれだけいるのだろうか。誠心誠意、全力を尽くして料理を提供しているような店ならともかく、ちょっとしたチェーン店でこのようなことを言われるから驚く。正直、「あんまりうまくなかった」と言いたくなる店も多いし。

 こう考えると、韓国人もけっこう本音と建前を使い分けるのだなあと思う。でも日本と違うのは、プラスのイメージを強要する点だろう。日本はマイナスがあっても言わない。韓国はプラスがなくても言わされる。そんな印象。
# by koreauniv | 2009-01-10 01:30 | 日記
引越しに関連して。
 韓国の賃貸住宅システムは何故だろうと思うくらい日本と違う。どのような歴史的な経緯があって、こういう違いになったのか、誰に聞いても今のところわからない。

 先に高額の保証金を預けて、月々の家賃は払わずに、出て行くときにまたその保証金を全額受け取れるというシステムは、日本ではやろうとおもってもできないだろう。しかし韓国は今でも定期なら8%程度の利子がつくため、500万円くらい預けておけば、年に40万円程度の利子が発生する。すると、月に3万3千円程度になるから、このくらいならこのシステムをなんとか維持していけるのだろう。


 また、日本では部屋を借りるとき不動産屋を通して大家と契約を結ぶが、これは基本的には韓国も同じ。だけど韓国は家を出て行く人も仲介手数料を払わなければならない。つまり、引越しをするためには、新しい住居を得るための手数料と、今住んでいる家を次の人に引き渡すための手数料がいる。手数料は、物件価格の0.005%となっているようだ。つまり、500万円の物件なら、2万5千円程度となる。これを入居者と転居者がそれぞれ払うから、不動産会社の収入は5万円。日本とだいたい同じか。


 日本と違って、不動産会社に間取り図というのがなく、「部屋2」とか「部屋3」とかその程度の情報しかないので、実際に見に行くしかない。日本だと、まだ人が住んでいる場合は、家の中を見ることはほとんどできないが、韓国の場合は、絶対に見る。住人が留守なら、大家が勝手に部屋の鍵をあけて見せる。プライバシーとか防犯とか関係ない。ドアの鍵を自前で交換すると、合鍵をよこせと大家が要求してくる。しかしこれは法的には渡す必要はないらしく僕は渡さなかった。

 
 また、内装工事も自前でやらなければならない。壁紙をはったり、床を張り替えたり。韓国の家は極端に言うと、コンクリートの箱があるだけで、そのコンクリートの壁に紙を貼ったり、床にシート(?)を貼ったりしなければならないのだ。大家がいい人だと、大家がしてくれる場合があるが、ほとんどは入居者がする。日本人の感覚だと、壁紙とか床とか、一度貼ればずっと使えるような気がするのだけど、韓国の場合、ほぼ引越しごとに行われる。だいたい、全てのものの耐久年数が低く設定されているのか、台所のシンクなども数年後とに交換したりする。だから韓国は家具屋がけっこうもうかる。
# by koreauniv | 2009-01-08 15:06 | 日本と韓国
大家の横暴。
 うちの大家だけなのか、韓国の大家が一般的にそうなのかわからないけど、貸しに出している部屋を自分だけのものと思っている節がある。

 引越しをすることになり大家に報告に行ったのだが、すぐさま上の階から降りてきて、うちに上がりこんできた。その上がりこみ方が、俺から見たら異常。もう、「お邪魔します」とか「ちょいと失礼するよ」とかそういうのは一切無し。ピンポンピンポン!ってドアベルを連打するからドアを開けると、まず上がりこむ。まず挨拶してからとかじゃなくて、まず上がりこむ。それからあちこち見回して、やっと「引越しするんか!」って感じ。もう嫌になる。

 おれ自身はこの部屋に6年も住んでいて、引っ越すのも面倒だから多少の不便はあってもこのままここでもう少し暮らすのも悪くないかなと思っていた。だけどやはり大家と何か交流があるたびに「引越したいなあ」と思う。

 ついこの間も、仕事が終わって家の近くに車を止めて部屋に戻る途中に、偶然大家と会ったから挨拶したら、「金稼いできたか!」と言われた。なんちゅう挨拶だ。


 韓国の不動産屋には、ほとんど部屋の見取り図とか写真なんて置いてないから、引っ越すときは部屋を直接見る以外にないのだけど、日本と違って、家に人がいてもいなくても鍵を開けて入ってくる。ウチは猫がいるから、留守中に人が来て、勝手に部屋に上がられたら困るから、結局俺が三日間、ずっと家にいることになった。

 物件としては安いから、人気があり、かなり大勢の人が見に来たのだが、なんだか申し訳なかった。「ここの大家、最悪ですよ」と言いたかったのだけど、そうもいかず。いいことだけを伝えて、早く契約に進むように仕向けたわけで、胸が痛んだ。

 一組、聴覚障害者のカップルが見に来て、決まりそうになったのだが、この人たちだったら、大家のたわ言も聞き取れなくていいのではと思ったのだが、残念ながら他の人が一足早かった。
# by koreauniv | 2009-01-07 17:06 | 日記
クリスマス。
 不況のせいなのか、クリスマスも例年ほど騒がしくなかったような気がする。日本もそんなことを言う人がいたけど、世界的にそうなんだろうか。

 僕は無宗教だし、クリスマスだからと女子をどうにかしてしまうとかそういうこと考える年でもないので、なんの思い入れもなく過ごしたのだけど、こう静かだとやはりなんとなく物足りない。思えば、2000年だったかいつだったか忘れたけど、大学の日語日文の教授に頼まれて、クリスマスに徹夜で翻訳の仕事をしたんだっけな。あの頃はまだ素直だったのか、「なんでクリスマスにこんなことしなきゃいけないんだ」とか思ったけど。

 とりあえず、PCが重いのでここまで。
# by koreauniv | 2008-12-27 01:17 | 日記